小さな恋のものがたり

- 作者: みつはしちかこ
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: コミック
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23巻くらいまでは実家にあったので読んでいた。母が読んでいたのかなぁ?
母がやたらと
「おとうさんが身長高かったらよかったのに」
とぼやいていた記憶があり、それとともにサリーを連想する。
サリーが180cmくらいだとしても、チッチは半分以下なので1m無い計算になりやばいw
以下画像はすべて最終刊から。
ちょw おまwww
印象に残っているのが雑誌のインタビューだったか単行本に入っていたのか失念したが
チッチみたいなチビで嫉妬深くて面倒な女をどうしてサリーは相手するのか?
みたいな質問に作者が答えていて、おいおい、それ作者に聞くのかよ(;´Д`)と思ったw
まぁ、チッチは面倒な女だし、そういう女を扱うには多少クズ男の方が良いのかもしれない(自己投影
43集いきなり知らないキャラ登場&退場
ミサキというオレっ子。退学して北海道の農場に働きに行くという。彼女を異様に心配するサリー。
これで「サリーの悲しい顔を見たくない」からミサキを引き留めるチッチはいかがなものかと思うが、(ミサキが居なくなったら)自分は少し安心すると正直に言うあたりがアイされキャラ(?)
まぁ結局学費がないから辞めざるを得ない彼女は居なくなり
これもんですよ。
作者が「片思いのまますれ違うということは、好きなまま、強い思い出が残る」ってんで、サリーの中では深く思うところがあったのかもしれんね。ここで1章終わってトンコ(チッチの友人)が花粉症から解放された!!(季節が変わった)という感じで、以降ミサキの話は全く出てこない。
こういうあっさり感は高校生らしい気もする。
あるあるwww
あさっりと言いつつチッチの面倒さをご覧くださいw
自分で誘おうと思ってることが自分にとって「素敵なこと」であるが故に相手の「なんかよう?」って態度そのものが不快になるというwww お前にこんな素敵なことを誘ってやろうとしてるのになんだこの野郎、とwwww そんなこたぁ相手は知らないわけですがwwww
この後、岸本さんと(ついてきた母と)蛍みながらなんで隣にいるのがサリーじゃないのよっと勝手に凹む感じも面倒さMAXですwwww
でも、女の子ならあるあるだろ? ろ?
最終ネタバレ
サリーが留学しちゃってさよなら、という結末でちょっと驚いた。
「小さな恋のものがたり」の終わりだから、さよならになるか、と言う気もする。
基本チッチの視点でしか見れないのでサリーが何を考えて何をしてどうしてのかってまったくわからないのだ。そう、いまインテル戦をみてる夫のようにねw
近くにいたって長く一緒にいたって、そして一度離れてみたって、私は私以外の人間の視点や考えなど全く分からないまま生きていくしかないのだろうなぁ。
分かりたいという欲望がそもそも不幸の始まりなのかもしれないけども。ソレが全くないと淋しくなってしまうのも人間じゃーないでしょうかねぇ。
サリーは「待ってて欲しくない」と、あっさり行ってしまうし、チッチもあっさり(すげ〜泣くけども)さよならします。というか、高校生で相手が留学とか、割とどうしようもねーよな。今ならネットとかもあるけど変に繋がり続けて、どんどん「知らない人化」する想い人をみてるより、あるいは相手の「知らない人化」していく自分を感じるよりは「さよなら」のほうがいい気がするね。若いときは特に。
宇多田ヒカルの『虹色バス』の「気になるあの子が 突然留学 せつなくて せつなくて」が脳内でぐるぐる。