かくかくしかじか 1・2
- 作者: 東村アキコ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/07/25
- メディア: コミック
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作者が現在の視点を持ちつつ自分の過去を描くという意味ではにてるのかな。あと漫画家だw
ホノオ君がヲタクあるあるであるのに対し、アキコ女史は「リア充」臭がするのよね。
スケボーとか!!w
海月姫の蔵之介とかひまわりのエビちゃん(蛯原先輩)とかみたいな立ち位置のキャラが作者に近い気がするけどどうなんだろうね。オタク差別しないでつきあえるよーでもおしゃれも大好き的な。
みんな大好き勝手に男女比較で考えるなら、ホノオ君は名前からも徹底して作者から客観視されているというか「頑張れホノオ!」「みんなは今絵を描いてるぞ」的なことを現在の作者に書かれちゃう。
現アキコ女史は「過去の自分」にも「過去の他人」にも同じように突っ込みを入れる。叱責多め。後悔もにじむ。
ホノオ君(というか島本先生)が同級生(特に庵野氏)という既存人気コンテンツを自分色に面白くしようという意欲が見えるのに対し、アキコ女史は個性的な先生のメモリー的なものを描きつつも「自分」をコンテンツとしてる。端的に言うと自分を切り売りしないで商売することなんて無理だろうけどざっくりな感じね。
あと、「先生」への懺悔や語りや後悔が過去形なので、なんか死別しそうで悲しくなる・・・。
自分でもよくわからないがこういうので勝手に涙してて後で生きてたらどうしようかと(どうしようもないけどwww)
大丈夫そうだ←不謹慎
2巻で、漫画が売れなくて苦労してようやくちょっとずつ仕事増えてきたときに、育児漫画書いたらヒットして、大金が振り込まれて、それが悔しくて悔しくて、しばらく動けなかった、という話がさらっと描かれていて、この人凄いなぁーと。ある意味業が深いというか。
ママはテンパリスト 1のことだと思うけど、たぶんその前に少女漫画だけじゃなくてモーニングとかでも面白い漫画描いてて、だからこそのヒットだったと思うのに、悔しがっちゃうんだなぁ。
自分で考えたネタか産んだ子供に負けたのが悔しかったのかなぁ?
そして、その悔しさを自分をネタにして賞とることで少しは解消できたのかなぁ?
海月姫がご都合主義過ぎでちょっと引いてたんだけど、アレは「少女漫画」だもんね。夢も希望も必要だよね〜。思えば私が読んできた少女漫画も凄いご都合主義であったわ。
- 作者: 東村アキコ
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愛しのムーコ 1〜6
- 作者: みずしな孝之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/04/23
- メディア: コミック
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不機嫌に夕食を食べていると必ず同居人がにやにやしながらこっちを観てるので、そんなもやもやを抱えながら読みました。
要は犬バカでかわいいって話です。
かわいいです。