子供の頃にテレビで
男が木の箱を開けて、その中には娘のクビが入ってて、絶叫しながら銃を撃つ
ってのを観た記憶があって、引っかかっていた。
大人になって、どうやらアレは『セブン』らしいな、と。
ずっとみたいと思っていたんだけどなかなか観れなくて、先日ツタヤで借りてきた。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/12/22
- メディア: Blu-ray
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記憶違い
面白かった。
箱は段ボールだし入ってるのは妻のクビだし絶叫して撃つなっていうんだった。
オープニング
カミソリを指に滑らせる様が目に入り、指紋って消えるんだっけ? と。
手荒れで指紋が消えた人がゴム手袋利用で指紋が復活したといっていた。
短期的には消せるのか。
その後出てくる犯人の人が指に包帯みたいのを巻いてて、結局なんだったんだろう? と。
犯人の人が、記者に化けて出てくる場面では確か指になにもついてなかったと思うけど・・・。
皮膚を薄くして指紋を消してるから普段はほどのために包帯巻いてる感じかなぁ?
全体
雨がずっと降っててうっとうしい(そういう町)
ずぶ濡れになりながらも本を買ったりコーヒーを持って歩くミルズ
SLOTHのヴィクターが出てくる場面がホラー映画より怖かったw
トレイシー(ミルズの妻)が州の北部は治安が悪いみたいなニュアンスで話していたので、何となくアメリカは南部の方が治安が悪いんだと思い込んでいて意外だった。
七つの大罪?
有名どころで七つの大罪をなぞって事件が起きるんだけど、トレイシーが殺されたのがなんでかなぁって。ミルズを「憤怒」にするためだってのもわかるんだけどなんか違和感がねー。
あちこちで出てる話だと、聖書に出てくる七つの大罪はあれこれあって旧式(?)のと合わせると9つになるらしい。それによれば「憂鬱」がトレイシーらしいのでまぁ、納得かなぁ。cinema.pia.co.jp
んで9つの最後の虚飾がサマセットだってんだけど、視聴者でもあるかもなぁ。なんとか自分を誤魔化してでもこの狂った世の中を生きて行かなくてはいけない「普通の人々」へその罪を気づかせるためにハンマーで殴るための映画だったのかな、と。
20年近く経っても観る価値があると思われ、監督およびジョン・ドウの目論見通りなのかもしれない。
文化の違いなのか読解力の問題なのか
最後に犯人と取引する際、胸にマイクを付けるために刑事二人で洗面所に並んで胸毛剃ってる。
その時ミルズがなんかちょっと言いたげにサマセットに話しかけてやっぱりいいって止める。
私はてっきりその時、ミルズが「父親になるんだ、俺」みたいなことを言うのかと思ってたの。言おうとして、独り身のサマセットを気遣って(ほんとは既に知ってるんだけど)言うのを止めたのかな〜っと。
んで、妻が妊娠してるから助けてくれと命乞いしたことを聞かされて、?な感じで、おいおい知らなかったのかよwって犯人に言われるところで私が混乱した。
外国人の演技わからん!!(日本人でも怪しいけどw)
元のシナリオ
犯人の家に捜査に行って銃撃戦になったとき、ミルズを殺せたのに犯人は見逃した。
要するに自分の哲学に沿わない殺人になると思ったのかな? と。だとするとトレイシー(とお腹の子)を殺したのはやはり何らかの意図があったと思う。ミルズを起こらせるためだけとも思えない。
これで、犯人から電話が来て、計画を変更するっていうのだけど、最初はどういうシナリオだったんだろう?
自分のところまでこれた刑事に敬意を払って(?)最後の殺人の被害者がミルズからトレイシーに変わった?
ミルズの写真はあったから、おそらくミルズはサマセットへの嫉妬で殺される予定だったのかもしれないなぁーとか。自分が警察に殺されるってのは最初からシナリオにありそう。
そうすっと犯人本人はこの世界への憤怒で連続殺人を起こしたってことか。