スナックelve 本店

バツイチ40代女の日記です

No.810 そういや嫁姑問題と無縁だ

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まぁ世の中の姑というものはみんなそうなんではなかろうか。


と言われたのだが、どうも私は姑運が良いのか縁が薄いのか。
以前7年ほど結婚してたが、姑には結婚前に1度しか会わなかった。
結婚してる間も離婚後も一切接触なし。
会ったときは強い訛りで会話にならなかった(爆)
このへん、元夫もなにか「家庭の事情」があるのだろうが何も言わないので聞いてない。

おばあちゃんのこと

父方祖母と母の関係はどうだったんだろうなぁ。母曰く結婚するときにアイヌだと思われたとか、結婚から1年もしないで子供(兄)ができたことで恥扱いみたいなことを言っていた。母が傷ついたエピソードではあるけど、嫁いびりかというとちょっと違う気がする(差別とか感性的な問題かな、と)
母方の家より父方の家の方が、なんつーか上品な感じだった。
それで母は祖母に憧れていたみたいなことも言っていた。
近所の主婦が井戸端会議をしてるのみて、眉をひそめて「るみちゃん(母・仮名)、ああなってはダメよ」などと言っていたらしい。
祖父も祖母もあまり社交的な人ではなかった。


祖母の部屋にはあまり入ったことがなかったけど、亡くなった祖母の部屋からは編み物や油絵の道具がでてきた。
従兄弟と私にお人形を作ってくれたり、造花を作っていたり、手芸全般が得意だったのだろうと思う。
そんなにおばあちゃんに作ってもらったモノを身につけた記憶はないので、そういう方向ではなかったのかも。
一緒に折り紙を折ったりした。


祖母は大正生まれで女学校を出て祖父に嫁ぎ、満州に行った。
満州から引き揚げる際に娘を一人亡くしている。

二人伯母がいるのだが、上の伯母は早くに家を出ている。家出同然、勘当同然と聞いていた。
その伯母が言っていた「父さんが、一子(伯母・仮名)の父親は俺じゃないだろうって言ったら母さん怒ってねぇ。
結婚式の写真とかばっと集めて全部庭で燃やしちゃったの。だから父さん達の結婚式の写真はないのよwww
それで私、家に居づらくてねぇ」
私の知らない祖父母の話。伯母の話。どんな夫婦にも何かがあるわな、そりゃ。
生きてるって「何かある」ことよねんw


私が生まれた辺りで我が家は祖父母の隣に引っ越した。隣と言っても祖父母は広い敷地(ちょっとした林)のなかに住んでいた。
春先には芝桜が一面を覆い、とても美しかった。
福寿草や蕗が咲いた後、水仙が咲くよりちょっと前かな。
それで私は芝桜というのはとても強い美しい植物なのだと思った。


祖母が亡くなって、年々芝桜は荒れて、あんなに綺麗に一面を覆っていた花の絨毯には穴が空き、草混じりになっていった。
ああ、芝桜は強い訳じゃないんだ、お婆ちゃんが丹念に手入れをしていたんだなあ、と気づいたのは成人してからだったと思う。
祖母方のお墓はみる人がいなくなって合祀されてしまったらしい。


そんなわけでどうも祖母と姑が同一であることがいまいち分からないというか、2ちゃんの家庭板まとめとか好きでよく読むけど、私にとってはファンタジーカテゴリなんだろうなぁ、と改めて思った。

おばば

母方はもうちょっと姑臭があるかも。母の兄の嫁がちょっとキチガイ(非公式)だったのだ。
母方の祖母のことを小さいときは「おばば」と呼んでいた。父方が「おばあちゃん」。混乱しないようにだったのかもしれないがなんか酷い話であるw 父方のおばあちゃんが亡くなってからは母方のおじじ、おばばを「じいちゃん」「ばあちゃん」と呼ぶようになった。酷い話だwww


おじじとおばばは伯父一家(母の兄家族)と住んでいた。同じ市だけどちょっと町の方に住んでいていつも賑やかだった。おばばはいつも私を可愛がり頬に「ぶー」っと息を吹き出す音を立てながらキスをした。
嫌だったなぁ。当時は言語化できなかったけど、下品な感じがして嫌だった。
今だったら喜んで受けるのだが寝たきりになっちゃったしなぁ。
私がキスをしに北海道に行かねばならんな。


おじじ夫婦と伯父夫婦は一度別居した。やっぱり同居は大変だもんね。
でも、それまで3人の子供の世話をおばばに任せっきりにしていた伯母はすぐに音を上げて、おじじとまた一緒に暮らし始めた。


伯父が死におじじが死に、おばばが2回の脳梗塞で寝たきりになった。その間伯母は一度も働かず、看病と言って子供を放置し、植物人間状態だった伯父に酷い床ずれを作り、祖母の腕にはアザを作った。
介護者による虐待の恐れ有り(?)だかで祖母は特老に比較的早い段階で入れた。


父を幼い頃になくした従姉妹は、妻子がある人の子供を産んだ。父がいない悲しみを知っているのにどうして(自分の、あるいはよその)子供の父も奪うようなことをするのか私には分からない。
でも、私のように結婚しても子供を産む決断もできず、離婚してうだうだ生き甲斐もなく生きてる状態よりは「生きてる」のだろうなぁ。


昔、いつも温かくて、おばばが作った料理があって、おじじが笑顔でお酒を飲んで、従姉妹と騒いでいた、あの家に、今は伯母と従姉妹とその子供が住んでいる。おばばが死んだら遺産相続でまたもめるのだろうなぁ~と思いつつどこかよそ事。
たぶん従姉妹にはもう一生会わないと思う。会いたくないと思うし会っても何言えばいいのか分からない。


嫁姑の話からずれたか。