実はトリックの笑いの方向はそんなに好きじゃない。が、2、3作観た気がする。
『トリック劇場版 ラストステージ』OFFICIAL SITE
禿を笑うのもゲイっぽい人をネタにするのもイマイチな。今だったら叩かれてるよなーとか思いながら観た。2014年か。ギリギリ許されたのかな?
これは合う合わないあるんだろうなぁ。「フィクション」であるから安心して笑える人も居るだろうし、私のようにそれは「フィクション」ではないから笑えないという人も居るんだろう。
好きな人には14年続いたシリーズの集大成として感慨深いものがあるのかもしれないなぁ。ラスト特に。
上田、山田両氏のキャラは好きなんだけどねぇ。
ギャグの中にメッセージ篭めるってんなら、もうちょっとどっちかに吹っ切って欲しいと感じる中途半端さがあるんだよなぁ。
吹っ切ってるのか。あまり死をまじめに描写しない感じとか。作り物とわかる手、岩、その他もろもろのお遊び感。
その「ふざけてる」感じが私には合わないけど、「フィクションですよ」ってメッセージになって笑える人には安心感を与えてるのかもしれない。
私基本的に内輪で受けてるような空気苦手なんだよねぇ。それってイジメじゃんってどっかで引っかかる。
引っかからない人は逆にイジメと無縁なのだと思う。そういう発想がないってところで。
シリーズ物が続くにつれて「お約束」感出てくるときついと感じる。「勇者よしひこ」シリーズとか。
でもそれが最高に面白いってのもわかる気がする。
島本和彦先生の「オイホノオ」が凄いなぁと思うのは完全に内輪な話でも、強制的にオープンな話に持っていく強引さ。童貞感と健全感があるw いい意味で少年らしさが持続してるんだよな。最近読んでないけどw