子泣きじじい…おまえ烏口で溝引き出来るんか…! pic.twitter.com/atWhEKGBmd
— 渡辺健一 (@kashiwanabe) 2019年11月17日
烏口で溝引き・・・令和の時代にこのようなものが・・・
というか鬼太郎、妖怪が漫画連載、みんながアシスタントとか来週以降に響く設定やめろよw
「からすぐち」である。「とりぐち」ではない。上図のように側面にインクが付いた状態で使用すると確実に死ぬ。
このアイテムについて語るとき、なぜか熱っぽくなるアイテムである。
wikipediaですら
インクを付けすぎるとボタッと滴り落ち画を台無しにしてしまうので気を付ける必要がある。
カラス口 - Wikipedia
これであるw
どれだけの悲劇を生んできたアイテムなのか・・・。
二枚の細く加工された鉄板の間をビスで調整できるようにしたもので、一定の細さ(太さ)の線が引ける。引けるはずのアイテムなのだ!!
だが!! 難しいwwwww
絵の具皿に直接入れるなど言語道断で、周りを汚さないようにしなければならない。定規などを汚すだけでなく、紙と定規の隙間にしみ出してしまい、図面を台無しにしてしまうからである。
karasuguchi
ここも熱いw
さて、私が物心ついたころには「マンガの枠線はロットリングペンを使いましょう」と言われていた。すでに烏口はあまり使われていない世代なのだ(若者アピール)!!
しかし!! エルベさんは!! 工業高専出身なので!! 製図の授業があったのですwwww
そこで購入した製図セットには、烏口、ガラス棒、溝付きの定規が入っておりました。そう、烏口はそのまま定規にあてるとあまりにリスキーなので、ガラス棒と箸を持つように持って、ガラス棒のほうを定規の溝で制御する、「溝引き」という技術があるんですねぇ~。
なお、エルベさんは美術も製図も成績が悪かった。センスないのよなぁ(;´Д`)
というわけで、烏口を見るとどうもコンプレックスが刺激されてしまうのでした。
漫画を描くと言えば、Gペン、丸ペン、墨汁、ケント紙と複数のロットリングペン、それからスクリーントーン。道具と仲良くなっていくのはアナログならではですな。仲良くなれなかったけど( ノД`)シクシク…