スナックelve 本店

バツイチ40代女の日記です

こんなの私のスカーレットじゃない!!

こんにちは。朝ドラがスピンオフ中で、俺の思った世界観じゃない! という愚痴ですw

スカーレットは女性脚本家さんが丁寧に世界を築いてきたドラマです。
今まで主人公、喜美子がキッツい幼少期を越えて、夫子供に恵まれたものの、それよりも好きなもの(陶芸)を見つけてしまうある種の悲劇が描かれておりました。本人は不幸耐性が高く、ある種の鈍さと才能と努力で、失ったもの、周囲の気遣いにも気づくことなく作陶しまくり大成功。ひと段落したところで失ったものに気付いたり、酔った勢いで寂しさ(?)を叫んだり、元夫と再会してみたりして、さらなる創作意欲を得たところでスピンオフ週に入りました。

スピンオフ? 総集編? とにかく回想が多いんですが、別にそれはいいんですよ。好きなシーンが見れてホクホクです。合間の小芝居がつらい。
脚本家の人が男性だと知ってしまったせいですべての原因を性差に持っていきたい自分がおりますです。

スカーレットの特徴は何というか人物描写の近眼的な緻密さにあったと思うのです。例えるならば少女漫画。少女漫画は人間(特に目)を描きこむ割に背景が省略されがちじゃないですか? 最近はそうでもないのかな?
セリフも描写も少ない。
故に、いろいろと妄想が膨らむのですよ。

でな、膨らんだ妄想で二次創作されたのを観て、ちがうーちがうーって叫ぶのも申し訳ないなぁとは思うんですが・・・なんつーか・・・二次創作じゃないので・・・それが公式になっちゃうがゆえに怒りが・・・w
今んとこの登場人物が
照子:喜美子の幼馴染  トシハル:照子の夫
信作:喜美子の幼馴染  百合子:喜美子の妹。新作の妻。
なんすけどね・・・照子も百合子もなんつーか、男が理想とする怖い嫁・・・信作とトシハルが男の理想的恐妻家っつーの? こわーい嫁と言い尻に敷かれつつ愛されていて、なんだかんだ可愛い嫁、みたいな・・・。
え、なにこの薄っぺらい人物描写!!

百合子は姉が二人(喜美子、直子)おります。うろ覚えなので違ってたら大変申し訳ないのですが、姉のことは喜美子ねーちゃん、直子ねーちゃん、と呼び分けていたと思うんですよ。
それを見て私は。末っ子の描写上手いなぁ。そうよね、そうなるわよねーと思ってたんすよ。
ところが、今日の放送では喜美子のことを百合子が「おねーさん」(おねーちゃん?)って呼んでたっすよ・・・これも確認してないんすけど、違和感があって。聞き間違いの可能性もあるんすけど。
百合子は直子を忘れるような子じゃないです!! みたいなさ・・・。

トシハルさんは社長さんでキリっとしてるんすよ、外では。でも可愛いところもある人、みたいなキャラだったのに、完全にバナナ好きの面白おじさんになってて・・・。

信作は・・・陰キャから強引に(祖母の死を切っ掛けに)陽キャになった経歴の持ち主で、なんつーか・・・完全にマイ解釈ですが、人との距離を取るタイプで、気を許してるのが喜美子のうち、照子、喜美子の元夫って割と狭い範囲の人間にだけなんすよ、たぶん。それでも陽キャだから女の子と付き合ってみた数は多くて、でもそんな深い関係になる前に振られてるに違いなく、本人はそれを気にしてると思うのですよ。
それがもー沢山の女と付き合ったモテキャラ、みたいな扱いになってるんすわ。(そして、その話をいちいち不快がらない「できた嫁」扱いの百合子)

カップル2組のわちゃわちゃした感じを見せられてるのがキッツいってのはあるかもしれん。バツイチ40代子なし女的に。それは認める。
でもどうせなら一山越えた(? かどうかも定かではない)喜美子と元夫を見せて欲しい・・・w

大好きなスカーレットの「もどき」を見せられる一週間キッツーーーーー(´;ω;`)ウゥゥ
昨日まではまだ笑って見てられたんだけど・・・挟まれる回想シーンとのトーンの違いがキッツー。場を納めるための身内下げとか、それを都合よく(悪く?)本人に聞かれて平謝りとか、結局ラブラブじゃん、的回収とかサムー!!
世界が超狭いのでキャラクター大事にしてると思ってたんだけど、スピンオフ中に百合子の過去の男友だちとか出してきてさぁ・・・。本編で回収できないっしょ。捨てキャラっしょ? なんかそういうのも悲しい。(´;ω;`)ウゥゥ*1

いやね、スピンオフだけど回想も入れないといけないとか、制約も多く、脚本の方大変だと思うんすよ・・・。
でもまぁ、感想言うのは視聴者の務めw disらせていただきますです。

*1:今後活躍したらゴメンなw