スナックelve 本店

バツイチ40代女の日記です

夏が溶けていく

何? 令和から夏は8月だけってことに決まったの?! ってくらい、なんだか駆け足で季節が吹っ飛んで行きませんか? 7月までは涼しかったよね? んでもう、なんか秋の虫鳴いてね?(^◇^;)
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一人〜二人暮らしでなかなか手が出なくなるもの。夏の食べ物が多い? スイカ、トウキビ、メロン。
そう、エルベさんは北海道産なのでトウモロコシよりトウキビなんであるw

Twitterでフォロワーさんが夏の味覚、とうもろこしをレンチンでお手軽に楽しんでいるのを見て猛烈に食べたくなり、ああ、でもきっと記憶の中のトウキビほど美味しくはないのだろう、と半ば諦めつつパウチのトウキビ(北海道産)を購入した。

多分旨味が全て逃げてしまうんだよねぇ。パウチでは。でもトウキビは鮮度が落ちるのが早いから北海道産ならパウチしかねーよなー。

庭になったトウキビをもいで、母に茹でてもらったのが一番美味しかったなぁ…などと思って、ん? と引っかかる。母はずっと働いていて、そんな暇なかったのではないか? 本当に母はトウキビを茹でてくれたのだろうか…。
庭の畑を潰す前。
弟が生まれて、畑を潰して家を建てたんだ…。もっと前の、まだ本当に幼かった頃。おねーちゃんに成る前の私。庭には嫌いなアスパラと好きなトウキビ。汗を拭う父。一緒にかじるのは兄。そんな記憶がある気がするのだけど・・・。甘い甘いスイートコーンの味。幻?

次に思い出すのは大通り公園の焼きトウキビを初めて食べたとき。タレがかかって焦げがある外観は、とてもベタベタしそうだと思って身構えた。外(公園)で食べるにはレベルが高そうと思ったら案外そうでもなく食べれたんだよね。あれも美味しかった。中学生の時、声優養成所(笑)通ってる時に、一人で買い食いしたんだったっけかなぁ? あの頃はハトに餌をあげたりしてたなー。

そして弟を思い出す。トウキビを芯から外してあげていた。私は食べ物の手間に関してどうも弟に甘かったようなのだ。
トウキビをバラして、甘栗を剥いて、カニの身を外してあげていた。(どれも私が好きなものだ)
面倒なことはおねーちゃんがやってあげるからねってなもんである。
大人になった弟はそれらの食べ物を「嫌いじゃないけど面倒くさいから食べない」という。
その面倒含めてあの味じゃん!! 最高じゃね!? と思うのだが・・・可哀想なことをしたw

なんて思い出を味わいながら、あの頃よりも甘味を感じなくなったコーンを齧る。
一粒一粒の水分が抜けて凹んでいる。歯でそいでもプチプチと取れない。グシュっとつぶれるのまである。綺麗に食べれないなぁ・・・。
一列歯で削いだら、指で粒を外せたものだが、これは無理ね。
一人で1本はやはり多かったかな。でも、なんか、いいな、これも。

そうそう、今日はお惣味の餃子を買ってきたのだった。これも食べよう。レンジアップしてタレをかける。タレの小袋、いつも油でベッタベタなんだがどうにかならんもんかねぇ?
食べていたら、これは・・・おつまみなのではないか?
急に閃き、缶チューハイを開ける。

父が一時期餃子作りにハマってたよなぁ・・・。あれはもう、弟が生まれた後だ。
父は野菜が好きな人なので、なんだかいろんな野菜を入れていた気がする。シンプルに玉ねぎと豚の挽肉だけでも美味しかった。母はいなかった気がする居酒屋をやっていた頃だろう。兄もいないな。外泊増えた頃か大学で一人暮らししてた頃か・・・。じゃぁ、酒飲んで暴れなくなった頃でもあるな。まだたまに暴れてたか(^◇^;)
ああ、あの頃、どうやって生きていたのか、てんで思い出せないけど、こう急に断片が蘇るよなぁ。

手作りの餃子にはタレはポン酢だったな。ポン酢最強だよな…今度買ってこよう。
・・・一人暮らしには量が多くてなぁ・・・

うまい。あぁ、今年の夏はビアガーデンも行けなかったなぁ〜(T . T)
秋の虫の声が背中を押してくる。まぁ待てよ、まだ慌てる時間じゃないw