スナックelve 本店

バツイチ40代女の日記です

実家との距離は難しい

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今週のお題「わたしの実家」
長年、マルセイ(元夫)に(勝手に)めちゃんこ気を使って暮らしていたため、うちの親はあまり電話して来ない。私が「今話せない」と不機嫌に切りまくった結果だ。
先日珍しく母から電話があった。
要件をまとめると積立保険の勧誘だったので断ったw
それはそれとして、あれこれ話しをして楽しかったなぁ。
残念ながら、一番話していて言いたいことがツーカーなのは母なのよねぇ。本当に残念。
気軽に電話できるようになってカズに感謝だね、と言っていたがヤツはヤツで実家に帰ってるだけだからなw

兄と父の仲が悪く、母が気を揉んでて、兄は自立する気すらなく、弟はちょっと離れたところに一人暮らしして、ちょくちょく実家帰る、感じなのかな? 「今の」実家は。

男を立てる「いい女」である母が支配した結果、母が居ないと飯すら食わん男どもの巣窟となり、そこに私の居場所はない。
正確に言うと母は、いつだって娘のことを思っている母であることを目指して私の部屋をキープしてくれているが、結果客室でしかない。

「わたしの」実家……。親父が酔って暴れて、母が発狂して泣き叫び、兄は「結局どいつが悪いんだ」以上の考察ができず、弟は幼かった。
兄は、いつも両親の期待と愛情を一身に浴びていたが、ただひたすらに「長男のプレッシャー」とやらにやられていた。やられていない兄を知らない。
父は常に嫉妬に狂い怒りを暴力で表現した。幸い人間に暴力を振るう人ではなかったが。母の周囲が華やか(にみえる)のが気に食わなかったようだ。コミュ障の成れの果てであった。
母は……全部私が悪いんでしょ。私が死ねばいいんでしょ!! と泣き叫んで逞しく生きていた。
皆それを愛情だと私にインストールした。弟には私がインストールしたと思う。

わたしの実家は……昭和で滅んだのだと思いたい。それで良かったと思う。今の実家は「わたしの」ではない感じがするのだ。
今、帰りたいと思う街は函館(最初に一人暮らしした)だし、帰りたい家は、去年追い出されて破壊されたオンボロマンション(東京都)だし、実家と言われてもあまりピンとこないかなぁ。

女と話すと割と皆、自立してから親との関係、距離感も楽になったと言っている。愛と呪いは同一成分。離れれば薄くなることが多い。
女は三界に家無し、私はこの言葉をやたらと印象強く覚えてしまったが、これからの時代は、家くらいどこにでも持てるよ。もはや配偶者や子供は条件ではないのだから。

開放されていくねぇ。

母との会話で結局介護が必要になったらエルベを呼ぶしかないかもwwwww とか言われて心が折れかけた。
君が溺愛した男が3人位周囲にいるんだから頼みたまえ。遠慮はいらないさ。

といいつつ、北に帰る日も来るのかもね。自分の心のために。
開放されたい人生だった(笑)