スナックelve 本店

バツイチ40代女の日記です

『金の国 水の国』


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原作から読んでおりますが、最高純度の優しさに初泣き!! みたいな話ではないと思います(笑)
でもじゃぁ、自分がこの映画売る側に回ったら、なんて人呼ぶかというと・・・なぁ・・・的難しい作品。
二人の小さな嘘が国動かす・・・のもちょっと違う気がするし・・・。
作成中にロシアの侵略戦争始まったらして、それも大変だったろうなぁ、と。宣伝に使えるもんでもないしねぇ。
戦争で解決するよりも人の思いを次に繋げていくことのほうが、大変だけど尊い、みたいな話かなぁ・・・キャッチーさはないよねw

映画見終わって最初にでてきた感想は・・・。
暗転多すぎじゃね!?
wwwww だって5回位暗転してなかった??? 映画館で暗転は、ちょっと強すぎるんよね。テレビで見るなら気にならんかなぁ。
王宮、郊外、サーラ宅、ナランバヤル宅、サーラ目線、ナランバヤル目線と場面転換が多いので仕方ないのか。

私、サーラみたいな、自信がなく流され、耐えているとスパダリが迎えに来てくれるキャラは嫌いです。今の時代にそぐわんと思うのですが、『わたしの幸せな結婚』とか、女性向け作品は、どうしても「そういう作品」がヒットしがちよねーという諦めもあります。女性の本能的な部分なのかもしれません。少年漫画のヒロインのほうが先進的、行動的だったりしますよねぇ。
そんな女が好いた男(が悪く言われた)のために一肌脱いでちょっと活躍! みたいにされても あーそー・・・としか私は思えないんスよね。擦れてしまった・・・。多分そこまで相手を想ってるンですエピソードなんでしょうけどね。はぁそうですか、ですよwww
こんな女にすら「なんだか自分がみっともない」と泣いたらソンナコトナイヨって抱きしめてくれる男が居るなんて・・・(みにくい嫉妬w)
自分が泣いていたら無条件で抱きしめてくれる男が欲しい・・・あれ? 何の話だっけ?

レオポルディーネ(サーラの姉。第一王女)が主人公の話のほうが私は観たいなぁ。国を背負う責任と親子の確執と・・・。様々な駆け引き、汚れていく自らを省みず先に・・・未来に進まなくてはいけない、的な。ナウシカでいうとクシャナ殿下ポジション(かな?)

そういや、ばぁやの「あの暇な主婦ども」みたいなセリフ削られてたね。

とかいいつつ、観に行ったのはナランバヤルさんが山岡士郎っぽいからなんですよ!!!(なにそれw)声も井上和彦っぽい。(失礼)
カッコイイ。かっこよすぎる(´;ω;`)←自分のツボが良くわからないw 女の趣味は悪いわねw
最初のツンツン髪(?)も好きなのですが、話の中では、ほとんどオールバックでしたね。それも素敵でした(*´ω`*)

原作より仔細詳しく展開するわね~とか思ったのですが、読み返したら結構原作に忠実でしたw
原作最初唐突に登場してあとは存在が謎の神様がいなくなってた。ナイス改変と思いました。
あと、王兵からナランバヤルが逃げ惑うシーンは漫画では漫画ならではの忍者っぷりだったのですが、映画ではもうちょっと現実的な展開になっていました。
普通の人、あんな場所走れないし、すぐ見つかってしまうと思うしねw
あと、名前忘れちゃった・・・アジーズだ。建築家アジーズのキャラが凄く立ってて、彼は彼で外伝作れそうな「いいキャラ」でしたw ツボってアジーズが喋るたびに笑ってる人がいて気になったw

ただ、サーラ・・・あの体型であんなに走れるのかなぁ・・・というw
自分が運動苦手なので嫌いな女の運動能力にすらケチつけますよwwwww

映画ならではの演出も音楽も本当に素晴らしくて、劇場で観てよかったなぁ~~~と思いました。
隣が初々しいカップルだったことなんて・・・全く全然気にならないくらいw
何度か胸をぐっとおさえられたようで息を呑みました。
特にエンディングは劇場で見て欲しい。拍手したい衝動をおさえたw


余談
映画、水曜日安くて1200円だったんですよ。

で、ちょっと早めに着いてお茶でもって思ったら松坂屋しかなくて、プリン、ミニパンケーキのセットが1500円・・・。

映画業界、頑張れ・・・って思いましたよ、私は。